北海道新幹線が開通することにより
その新幹線は青函トンネルを走ること
になりますが
現在それにより速度が140キロに
制限されると言われています。
そのような遅い速度で運行しなくては
ならない理由とは一体何なのか
私なりに真相に迫ってみました。
青函トンネル 新幹線の速度は
現在青函トンネルは上りと下りのレーンが
1本ずつでできております。
また断面図で見ますと幅9.7m 高さ7.85m
この非常に狭いトンネルの中を走行することに
なります。
しかしながらこの青函トンネルは建設時から
将来的に新幹線も通ることを考えた上で
作られたと言われています。
なのでレールもそれに対応するために
上り下りそれぞれのレーンに3本のレール
が設置してあります。
そしてそれは三線式スラブ軌道と言うようです。
その三線式スラブ軌道により
貨物列車また在来線や北海道新幹線に
対応できているということなのです。
引用JR北海道
新幹線の速度遅い理由①
この断面図を見てもわかるとのですが
非常に上りと下りの列車の間隔が少ない
ことが分かるのではないかと思います。
その状況の中で新幹線と貨物列車がすれ
違うのですから 当然ながら風圧を感じる
のですが
その風圧を感じるのは当然ながら
新幹線側ではなくて貨物列車側という
ことになってきます。
※現在の貨物列車の最高速度は110 km/h以下
この風圧により貨物列車の
荷崩れなどが発生する可能性も現在
では否定できないために
この青函トンネル内では新幹線は
最高速度140キロで制限するという
ことになっているようです。
荷物が転落し線路を封鎖するようなことに
なってしまう可能性が現在では
否定できないということなのです。
「貨物列車と共有することになる青函トンネル
区間です。この区間は貨物列車と新幹線がすれ
違うこともありうるため、新幹線の速度を現状
と同じ約140km/hに抑えることになっています。貨物のダイヤとの調整をした上で1日1往復を260
km/h運転するという計画も明らかにされていま
すが、それでも新幹線本来の速達性から考えれば
かなりのボトルネックになっています」引用
新幹線の速度遅い理由②
また当然ながらこの青函トンネルは
車で言うと片側一車線ということになります。
そうなるとおよそ300キロで走る
新幹線と110キロで走る貨物列車が
同じレーンを走るとなると
そこに障害が生じるのは当たり前のこと
となります。
貨物列車は1時間でおよそ2往復するという
のですがその影響により新幹線は1時間で
1本しか走ることが出来ないようです。
そういうことからも最高速度を140キロに
設定したと思われます。
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今後の改善案
将来的に新幹線での利用を考えて
作られてきたというこの青函トンネル。
しかしながら現在の状況を考えると
その当時の技術開発においては未知の
部分もかなりあったということなので
しょうか?
140キロで走行しなくてはならないと
言うと少し魅力にかける北海道新幹線
なのかも知れません。
そんな中 それを克服する案がでています。
①トレイン・オン・トレイン
新幹線の貨物列車タイプを作るという考えです。
②第二の青函トンネル
もうひとるトンネルを掘る
これらの案が浮上しているようです。
もちろんそれなりの多額の費用がかかると
思われ推定で3000億から5000億
とも言われているようです。
まとめ
まだ開通もしていない北海道新幹線
において早くも色んな問題点が浮上
しているのですが
今後何年かかるかは分かりませんが
日進月歩の技術の革新とともに
それは解消されていくのではないでしょうか・・・
そしてその技術の革新を身を持って
体験していく中で私達は生きがいを
見つけていけるのかも知れませんね。