日本に古くから伝わる節分の日の風習。
「いわし」を食べたり「いわし」の頭を玄関に
飾ったりすると良いとされています。
平安時代から広まったこの風習
現在日本の各地域ではどのような状況に
なっているのでしょうか。
節分に「いわし」を食べる
節分に「いわし」を食べる事が風習となり
その後 残りの頭も飾る事になったのか
いや それとも「いわし」を飾る事が先で
残りの身の部分も食べる事になったのか?
頭か胴体かどっちが先か?
それはさておきまして
節分にいわしを食べる事がなぜ風習に
なったのでしょうか。
その理由のひとつがこちらになります。
そういう事が由来になっているようです。
実際、私自身は節分にいわしを食べたことは
ありません。
私の住む地域では子供の頃からはその
ような風習はどこにもなかったと思います。
またいわしを飾った事もないのですが
子供の頃、母がいわしの代わりに小さい
ジャコを割りばしにはさんで玄関先に飾って
いた事を思い出しました。
昭和40年代生まれの私がそうなのですから
今の日本の各地域でも節分に「いわし」を
食べる習慣ってほとんどないのではと思います。
気になる大調査ニュース「しらべえ」さんの
調べによりますと
全国20~60代の男女1,400名を対象に
アンケートを実施した結果
節分に「いわし」を食べると答えたのは
わずか15.3%でしかなかったようです。
またその中での統計では近畿地方が一番多く
23.9%
一番少ないのは北海道で4.2%しかありませんでした。
しらべえ地域別の統計はこちらから
https://sirabee.com/2017/02/03/20161062935/
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節分に「いわしの頭」を飾るのは地域でどうなる
Wikipediaによると一般的に「いわしの頭」を
飾るのは関東地域で多くみられると言います。
そして先ほどのしらべえ地域別の統計から
首都圏 (東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・・)
では、いわしを食べると答えたのが12.9%
しかありませんが
北関東(茨城・栃木・群馬)に限ると21.3%にも
なります。
その結果 首都圏と北関東合計で全体の34.2%を
占めているという事になりますよね。
「いわしを食べる=いわしを飾る」とはなりません、
がしかし 限りなく=に近いんじゃあないかと
私は思います。
元々いわしの頭を飾る方が主流と言われて
いる関東地方ですから、食べる人34.2%以上
の%があっても不思議ではないでしょう。
また一方の近畿でも23.9%という事から
「いわしを食べる」のは関西地域でも多い。
ざっくりこう考えていいのかなと思います。
もちろん関西でも「いわしの頭」を飾る地域が
あるのは言うまでもありません。
柊鰯とは
節分に魔除けとして「いわしの頭」を飾ること
を柊鰯(ひいらぎいわし)と呼ばれています。
鬼は、腐りやすい「いわしの臭い」が苦手と
言われており、また柊の葉のトゲも大苦手です。
いわしの臭いと柊の葉のトゲで鬼を退散させる
ことが出来ると言い伝えられています。
柊鰯の飾る場所は
豆まきでも鬼が外から入らぬように
玄関口を使いますが、柊鰯も同様に玄関の
外に飾ります。
邪魔にならないようなるべく上のほうに飾ると
良いでしょう。
柊鰯の飾る日や時間帯は
特に決まりはないようですが
節分の日の夕暮れから次の日の日中に外す。
又は1月15日の小正月明けから節分まで飾る。
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まとめ
節分にいわしの頭を飾ったり食べたり
する事は、当時、日本各地域にどのように
どのような形で伝わっていったのでしょうか。
今では知る由もありませんが
それでもこの21世紀にまだそのような
風習が残っている事は素晴らしい事だと
私は思います。
恵方巻が今、ひとつのトレンドになって
いますが 節分にいわしも今後流行になるの
でしょうかね。
調べによると こいいう結果が出ているようです。
広がると答えた人 16.1%
広がらないと答えた人 83.9%