年金受給開始年齢は65歳を基準にして
60歳~70歳まで自分で自由に選択する事が
可能となっていますが
政府はその上限を75歳に引き上げる案を
考えていることが判明しました。
その引き上げ案はいつから
施行されるのでしょうか。
またその引き上げ案で実際に75歳から年金
を貰った場合、65歳から貰った場合とで
どのあたりがボーダーラインになるのでしょうか。
年金受給年齢の引き上げ案はいつから
この年金受給年齢の引き上げ案が通り
施行されるのはいつ頃からなのか非常に
気になるところですが
現在の情報では政府は2020年に法改正案を
国会に提出する見込みのようです。
なのでこの改正案が国会を通ったとしても
まだ3~4年は猶予がありそうです。
さて
年金の受給年齢が引き上げされると聞いて
ドキッとしたのは私だけではないでしょう。
現在年金は60歳から受け取る事が可能です
がそれを引き上げるとは何事なのか・・・?
しかしよく聞いてみると年金の支給年齢
(60歳)が引き上げられるという事ではなくて
今回の案はあくまで受け取りを開始する
年齢を現行の70歳から75歳まで引き上げる
というものでした。
ですので今まで通り60歳からでも受け取り
開始することは可能という事です。
「安心してください♬」 そしてまた
田村憲久厚生労働相はこう述べられています。
「与党から75歳まで選択制で広げる
という案が出されている。選択制というのは
一つの提案と認識している」
今回の引き上げ案により、
今以上に働かないといけない、働く年齢が延びる
のではないかと不安を抱く方々も多いようですが
今回の引き上げ案では、それは全く関係ないと
いう事になります。
「良かったですね」
75歳まで現役でバリバリ働くことが可能で
またその年齢に達するまで特に生活に支障
もないという方ならば
75歳から年金を受け取る事により生涯多く
の年金を受け取る事も可能になるというのが
今回の案なのです。
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年金受給年齢 70歳からの増額率
先ほど述べましたように年金の受給は
60歳からでも受け取る事ができます。
その場合 基準となっている65歳から受け
取る金額よりも当然低くなるわけです。
そのパーセンテージは1か月に対し0.5%
ずつ減額されています。
例えば
61歳で受け取ると 減額率 24%
62歳で受け取ると 減額率 18%
63歳で受け取ると 減額率 12%
64歳で受け取ると 減額率 6%
65歳で受け取ると 減額率 0%
また
年金受給年齢 75歳からにすると
今回の年金受給年齢の引き上げで
本当に75歳から受け取るとなると
一体その増額率はどうなるのでしょうか。
現行の増額率が適用されると考えた場合
75歳で受け取ると 増額率は84%になり
ます。
ただ今回の案では上乗せ率を1%にする
という話があり、そうなると75歳では
増額率は102%になるとも言われています。
年金受給年齢65歳からと75歳からボーダーラインは
ではもし年金を75歳から貰ったと考えた場合
65歳から貰った場合と比較して
得するには一体いくつまで生きていなけれ
ばいけないのでしょうか。
例えばこの先100歳まで生きると分かって
いれば誰でも75歳から貰うと思いますよね。
しかしそうは考えられないのが世の中。
今日の朝のテレビニュース
羽鳥モーニングショーによりますと
75歳から受給した場合、84歳以上になれば
60歳から貰った場合より得すると検証により
明らかにされました。
こちらのグラフを見てください。
大雑把なグラフなので大体だと思ってください。
また70歳から受給した場合ですと、81歳以上
まで生きないと特になりません。
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年金受給年齢の引き上げ案理由
年金受給年齢の引き上げを考える
政府の理由はたったひとつ
「年金を払いたくない」から
本当は受給する年齢を60歳から65歳に引き
上げたいと考えているのだと思いますが
反発をくらうことはまず間違いがありません。
そこで受給年齢の上限、70歳を75歳にを引き
上げ、またその事による増額率の上乗せで
お得感をアピールし、この改正案を通そうと
もくろんでいるのだと思います。
今生きている皆が皆75歳からにした場合
貰えずに亡くなっていく人がかなり出てくる
事でしょう。
そうなったら政府の思うままですが ・・・
まずそうはなるはずがありません
正直な話75歳まで年金をもらわずに働ける
人って、会社の経営者とか一流企業の重役とか
限られてくると私は思います。
また働きながら年金も貰っている人って
今どれほど多いことか ・・・
すでに年金は破綻していると言われていますが
その打開策には到底値しないもので時間稼ぎ
にもならないような気がしています。
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まとめ
今回は年金受給年齢の引き上げ案について
でした。
その改正案が国会に提出されるのは早くて
も2年先の2020年のようです。
またこの改正案が国会を通ったとして
75歳から年金を受け取った場合、84歳以上
にならないと
65歳から受け取った金額を上回る事が
出来ないことも分かりました。
近い将来私も年金を受け取れる年齢に
なりますが、この問題はもっと別の方策による
解決しかないような気がしています。