昭和映画の大作『男はつらいよ』
昭和生まれの方なら誰でも
ご存知のこの映画ですが
故渥美清さん演じる寅さんは
思い出の地葛飾柴又にあるこの
帝釈天で様々な名場面を繰り広げて
きました。
「ちょいやさ ちょいやさ!」
の掛け声とともに
柴又に帰ってきた寅さんの
自由奔放な性格とその生活スタイルが
ある意味男のロマンを掻き立てるのです!
幼少から寅さんが育ったと言う
その舞台、ロケ地柴又帝釈天を巡ってみました!
寅さんのロケ地 柴又帝釈天まで歩いた!
さてここからは当日の
僕の行動ルートを下に
柴又帝釈天まで
案内していきますのでよろしくです♬
時は2016年の3月の平日です。
6泊7日の一人旅の道中に柴又へ
向かいました。
前日の宿泊先は東京は隅田区
そこからこの柴又へと足を延ばしました。
隅田区でスカイツリーを目の当たり
した後で柴又って、ある意味
『タイムスリップ?』
当日、僕は車でアクセスしましたが
駐車場は寅さん記念館の近くにある
柴又公園駐車場になります。
平日なのでほとんど車がない
から楽に停められましたよ。
また当日は3月の下旬だったので
晴れている割には風が冷たくて
江戸川の土手や河原に
その風が乱舞しまくっていました。
さてまずは
柴又公園駐車場から徒歩で
5分かかるかかからないかで
寅さん記念館に到着です。
寅さん記念館を思う存分観覧した後は
いよいよ柴又帝釈天へと向かいますが
その前に寅さんロケ地で有名な
ルンビニー幼稚園やうなぎ料理で有名な
川甚さんの横を通っていきました。
この辺りは当初から
調べていたので予定の行動です。
ルンビニー幼稚園の横を通ると
このように園児たちが楽しそうに
遊んでいます!
『微笑ましいなあ ・・・』
この画像の角度、なんだか
寅さんの映画の中のワンシーンのようです。
しかも見てください!
未だに車のタイヤが遊び道具
として使われているじゃないですかっ
「これこそ素晴らしい昭和の原風景!」
僕の地元田舎の福井では
今ではこのようなタイヤの遊び道具って
もうほとんど見かけないです。
でも
僕が小学生の頃には、
近所にそれがあって、よく友達と
遊んだことを思い出しました。
まさか
21世紀の東京でこのようなものが
見られるなんて・・・^^
続いては川甚さんです
寅さんの妹さくらの結婚
披露宴のあった場所になります。
当時の面影がいまだに残っているので
なんだかホントに感動してしまいました。
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寅さんのロケ地 柴又帝釈天へ
さてここでちょっと話は変わりますが
今回僕が通ったルート
柴又公園駐車場から
帝釈天へと向かう場合ですが
帝釈天参道を通らずに帝釈天に
到着してしまいます。
当日の僕はあまりそこまでは
気にしていなかったんですけど
後で考えると
やっぱり参道を通ってから
帝釈天に行きたかったなあと思います。
帝釈天参拝 ⇒ 帝釈天参道よりも
帝釈天参道 ⇒ 帝釈天参拝
なのでこのルートって
ちょっと残念なルートなんですよね。
やっぱり
京成電鉄金町線柴又駅から
参道を通って帝釈天に行くルートが
一番のおすすめなんです。
寅さんのロケ地 柴又帝釈天境内
さて参道を通らずに
帝釈天についた僕でしたが
初めてと言うのに何故だか
懐かしさを感じてしまいました。
それもそのはず
映画『男はつらいよ』で
何度も見てきた柴又帝釈天境内が
目の前にあるのですから
当然と言えば当然なんでしょうね!
特にこちらの画像です。
佐藤蛾次郎さんこと源ちゃんが
寅さんと廊下で遊ぶシーンが撮影
されましたよね。
この題経寺のような建造物って
何年経っても変わる事がないですから
撮影された当時の面影を
未だに知る事が出来るのです。
なんて素晴らしい事でしょう!
今にも寅さんと源ちゃんが
現れそうな気がしました♬
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寅さんのロケ地 柴又帝釈天オープニング
映画男はつらいよでは
数々の名シーンがありますよね。
その中でも僕の好きなシーンが
第一作のオープニング
寅さんの語りで始まるシーンです。
そこで流れる風景が僕の目には
本当に美しく見えるんですよね。
モノクロの昭和の原風景と
そこへと流れてくる優しいメロディが
ひとつになって
なんとも心地良いんです。
で、そのオープニングで流される
その場面を実際に撮影してきました!
こちらになります!
昔と今で比較してみます
1. 柴又帝釈天の二天門の扉
二天門は明治29年、江戸期建築名匠
坂田留吉によって総欅で造られた。
引用元 映画男はつらいよ
二天門から本堂を仰ぐ
引用元 映画男はつらいよ
2. 柴又帝釈天の御神水
寅さん産湯の水、江戸時代から健康を祈念し
飲み続けられてきました。
引用元 映画男はつらいよ
3. 帝釈天参道
引用元 映画男はつらいよ
4. 帝釈天前を自転車で走るさくら
この頃はまだ道路は舗装がされて
いませんでした。
まさしくこれが昭和の原風景。
引用元 映画男はつらいよ
平成になると当然道路は
コンクリートなどで歩きやすくなっています。
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寅さんのロケ地 柴又帝釈天参道
さて帝釈天周辺でロケ地を
堪能した僕はいよいよ
柴又駅を目指して参道を歩いていきます。
実はこの柴又帝釈天参道を歩くのは
2度目で、前回訪問時はその2年前の
夜の事でした。
夜の事なのであまり周辺の様子など
記憶には残りにくかったのでしょう。
歩きながら こんなところを歩いて
いたんだなあと思いつつ
また寅さんの映画のシーンなどを
思い浮かべながら歩いていきます。
またもちろんですが
その道中で高木屋さんで
草団子を買うのが目的です。
この周辺草団子を売っている
お店って多いですがやっぱり
登竜門は高木屋さんですよね!
この草団子、いやホントに美味かった。
柔らかさと甘味があまりにも優しすぎるんです!
柴又には他にも美味しいお店があると
聞きますが
こんなに美味しい団子って初めて
食べたような気がします。
地元の福井でこんなに旨い団子って
あるかのかなあ?
寅さんのロケ地 柴又駅へ
さて団子を買ってそのまま
柴又駅へと進んでいく僕の前に
昭和レトロな駄菓子屋さんがありました。
そこは柴又ハイカラ横丁
&柴又のおもちゃ博物館といいよく
メディアにも登場している場所になります。
『これこそが昭和の原風景?』
店内にはこれでもかと言うくらい
昭和の駄菓子などが飾られて
います。(販売されています)
子供の頃を思い出すようで
本当に面白いお店なんですね ♬
昭和生まれの方
是非お立ち寄りください!
さてそのお店を出てから、いよいよ
出会いと別れの終着駅柴又駅です。
徒歩で数分で到着しますが
2度目の訪問なのであまり緊張感は
ありません。
いつものように温かく
寅さん像がお出迎えします!
前回もそうでしたが
僕は大好きな柴又駅の
ホームをのぞき込んでみます。
寅さんとさくらの別れる
シーンが思い出されます・・・
寂しそうな寅さんの後ろ姿
そして妹さくらの切ない横顔。
男はつらいよのすべてが
そこに詰まっていると言っても
過言ではないと思いませんかね♬
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まとめ
以上で寅さんのロケ地
柴又帝釈天巡り昭和の原風景の今に
ついてを終わります。
柴又帝釈天は今もなお
昭和当時の様子を醸しており
映画のワンシーンを思い出させる
ものでした。
しかし帝釈天参道や柴又駅などは
すでに平成の柴又へと変貌して
いたのです。
寅さん(渥美さん)がいなくなったことを
改めて痛感した僕だったのです。