鶏胸肉を柔らかくする方法って
色々と紹介されていますが
短時間で出来る方法ってどれが
一番なのでしょうか?
酒や水、ジンジャーエールなど
色んな方法がありますが
最短で且つ
柔らかくて美味しい鶏むね肉を
食べれる方法は一体どれになる
のでしょうか!?
私なりに探ってみました!
鶏胸肉を柔らかくする方法
パサパサした鶏胸肉
焼き過ぎると益々パサパサして
本当に美味しくありませんよね。
鶏胸肉に限らず肉って
何故焼くと硬くなるのでしょうか
例えば牛肉の場合ですと
40度くらいからたんぱく質が
出始め、と同時に徐々に水分も
失われていくといいます。
その影響で、60度を超えると
筋が縮みはじめるといいます。
このメカニズムが肉の筋を
硬くしている原因なのです。
こちらをお読みいただくと
よく理解できると思いますよ。
めし通の料理研究家・さわけんさん
著書に『目からウロコの料理科学 激ウマ!
から揚げレシピ』
そんなやっかいな鶏胸肉を
柔らかくする方法って
色々と紹介されています♬
例えばこのような普段、料理などに
調味料として使われるようなモノを
使った方法
2.水又は塩水
3.重曹
4.ジンジャーエール
5.玉葱 大根 マイタケ
6.梨 りんご パイナップル
また鶏胸肉を予め加工していく
方法とかになります。
2.胸肉を削ぎ切りにする。
3.胸肉を叩く
鶏胸肉を柔らかくする方法 酒で短時間
まず、お酒で鶏胸肉を
柔らかくする方法についてです。
酒って料理にはかかせないもの
なんですが、この酒で鶏胸肉を柔らかく
できるのは何故なのでしょうか。
ここがまず一つのポイントに
なってきますよね。
まず一つにはお酒に含まれている
アルコール成分が関係しています。
その成分は鶏胸肉などにある
網目状にはりめぐらされた組織
の中に浸透し、水分を保つ効果を
発揮します。
なので加熱による水分の
流失を限りなく最小限に食いとめる
事ができます。
またアルコールを使う事で
加熱の沸点を78度にまで
下げる事が出来るので低い温度で
鶏胸肉に火を通す事ができます。
これによる保水効果は大きく
柔らかい鶏胸肉を食べる事が出来ます。
これっていい事ずくめですよね♪
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鶏胸肉を柔らかくする方法で水で短時間
続いては水による
鶏胸肉を柔らかくする方法になります。
水もお酒同様に大きな保水効果を
もたらしてくれます。
ですがどうせ水を使うのなら
塩を混ぜた塩水を使う事をおすすめ
します。
塩は肉の内部に水を浸透
させる作用をもたらしてくれます。
それは何故かと言うと
塩が鶏胸肉の筋肉線維を破壊する
からなのです。
なので単に水を使うよりの
塩水を使う方がより作用が大きく
なります。
保水力のアップにつながりますから
当然それは、よりジューシーな鶏胸肉
の完成に繋がってくると言えます。
通常肉を焼くと約20%の
水分が失われと言われますが、
塩水を予め含んでおくと
その10%が軽減されると言います。
漬けこみのレシピがこちら
水 100cc
塩 5g(大さじ1)
魔法の水は
またかねてから言われている
魔法の水ブライン液でも良いと思います。
砂糖が加わるだけですが
それによる旨味も変わってきます。
以下のものを混ぜて揉みこんで
数分~数時間置いておきます。
漬けこみのレシピがこちら
水 100cc
塩 5g(大さじ1)
砂糖 5g(大さじ1)
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鶏胸肉を柔らかくする方法ジンジャーエールなど
鶏胸肉を柔らかくする働きって
色んなモノがあるんですね。
知っているのと
知らないのとでは大違いです。
ではその他の方法です。
ジンジャーエール
この最近噂の方法になっている
のがジンジャーエール
と塩を使った方法です。
これは炭酸と塩が肉の繊維を破壊し
保水力を高めるというもので
塩水や酒などと全く同じ理由になります。
そう考えるとわざわざジンジャーエール
を用意する程でもないのかなと^^。
重曹
重曹を使った方法もよく
紹介されておりますよね。
これらを混ぜて
6時間以上漬けこみます。
水 400cc
重曹 小さじ1
塩 小さじ1
玉葱、大根、マイタケ
たんぱく質を分解する成分を
含んでいる野菜を使った方法です。
マイタケが最近注目されていますよね。
梨りんごなど果物
これらもたんぱく質を分解する成分
酵素を含んでいます。
すりおろして浸けると効果があります。
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鶏胸肉を柔らかくする方法 実践してみた
焼き鳥串を作って焼く事を前提に
鶏胸肉が本当に柔らかくなるのか
試してみたいと思います♬
色々な方法がありますが
今回はここで紹介した中から3種類と
飛び入りでもう一つの方法を入れて
4種類の方法で試してみたいと思います。
②水と塩 100ccに5g
③酒と塩 100ccに5g
配合はほぼ同じにします。
短時間に拘るので
漬けこみ時間は30分に設定。
そして4つ目の方法がこちらです。
④お肉柔らかの素
味の素食品の品物で
大分前に使った事がありますが
どれだけ柔らかくなるのか
分からずに使っていました。
なのでこの機会にどれくらい
柔らかくなるのか試してみたい
と思います。
焼く5分前にまぶすだけと説明
がありますので、その通りにして
みます。
1.
鶏胸肉はこちら!
この様に予め小さく切られた
ものを更に小さく切ります。
2.
各ボウルに胸肉を漬けこみます。
因みに赤い肉は親鳥の肉です。
俗にいう『ひね』っていう鶏肉ですが
これも堅い事で知られています。
これも同時に試してみました。
今回時間にして30分です。
左から重曹水、塩水、塩酒です。
見てみると真ん中のボウルが
なんだか濁ってみえますね♪
一番左の重曹はよく水に溶け込んで
いますが、塩水の溶け込みがやや
あまい感じなので、途中何度も混ぜて
やります。
3.
30分経ったらキッチンペーパーで
軽く水気をとってから
いよいよ串に刺して焼いていきます。
また4つ目の方法、
お肉柔らかの素でも
胸肉にまぶしていきます。
4.
今回はⅠHのグリルで焼きました。
中火の弱火で約10分です。
5.
出来上がりました!
それではいただきましょう!
結果発表
1. お肉柔らかの素
2. 塩水、重曹水
4. 塩酒
結果は以上のようになりました。
お肉柔らかの素は約5分前に
まぶしたというのにも関わらず
メチャ軟らかかったです♬
これにはホントびっくりしました。
また塩水、重曹水も
なかなかの保水力で
パサつき感が全く感じられませんでした。
塩酒これが中では一番固かった
かなと思いましたが、それでも
弾力性があり悪くありませんでした。
鶏胸肉を柔らかくする方法を短時間の結論
改めてここで言う事も
ないですが
味の素のお肉柔らかの素は
やっぱりすごいですね。
ただ他の方法も悪くないです。
今回は焼き鳥串を作る前提で
小さく切ってから
漬けこんでいますので
短時間で柔らかくなった原因の
ひとつとも言えます。
また小さいが故に
塩水や塩酒の場合は
味がしっかりつきすぎるので
食べる時に辛かったりします。
そうなると後の味付けなんかが
出来なくなってきたりします。
またお肉柔らかの素も予め
粉に味がついていますので
まさかタレ焼きには出来ませんよね。
なので
焼き鳥串で焼くならば重曹水が
おススメかなと思いました♬
これならタレ焼きでもできそうです。
水と塩で30分漬け込んだ動画
簡単な動画を作りました。
鶏胸肉を柔らかくする方法最短で
ここまでは鶏胸肉を柔らかくする
方法として調味料などをメインに
考えてきました。
その中で鶏胸肉を柔らかくするに
は繊維を破壊すれば良いという
事も分かってきました。
そんな中このような方法も
効果があります♬
2.胸肉を削ぎ切りにする。
3.胸肉を叩く
このようにカトラリー(食卓用の金物類)
を使って簡単に柔らかくする方法も
あります。
この方法で繊維を事前に
切断しておけば、まず柔らかくなります。
牛肉を叩くのって
私も以前からしていましたが
それを鶏胸肉にも応用してみると
いいです。
胸肉にフォ―クなどで穴をあけておく
胸肉を削ぎ切りにする、胸肉を叩く
それだけで簡単に柔らかくて
美味しい鶏肉が食べれるのなら
やってみない手はないですよね。
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まとめ
以上
鶏胸肉を柔らかくする方法で
酒や水など短時間で出来るのは
どれ?でした。
結果は味の素の
お肉柔らかの素に軍配が
上がりましたが、
私なりの独断によりますが
より簡単に短時間に料理するの
ならやっぱり身近にある
いつでも置いてあるモノを
使った方法が一番と思います!
それってやっぱり一番
手間がかからないですから。
塩や水、ナイフなどで簡単に
そして短時間で
より美味しい鶏胸肉を
召し上がってもらいたいと思います。
ではまた!