カニの味噌汁って聞きなれて
いますが、ここでは
モクズガニ(ツガニ)の味噌汁を
簡単に作る方法から
郷土料理を下に美味しい
アレンジレシピまで案内して
いきたいと思います。
そもそもモクズガニとは
日本の上海ガニ、幻の味と
謳われるほど美味しい川蟹
「モクズガニ」
イワガニ科に属するモクズガニ
はツガニとも呼ばれています。
甲羅は幅6~8センチくらい。
色は独特の模様を持つ緑褐色。
さらに特徴と言えば
はさみ足に毛が生えている事
その毛が藻屑に似ている事
からモクズガニと呼ばれるように
なったとか
日本全国のどこの川にも
いるらしいですが、近年その捕獲量
が激減しているようです。
また生態にも特徴があり
川と海の両方で生息しています。
本来は川で生息していますが
小さい頃は海でないと成長できない
ため海へ下って産卵をします。
そして大きくなると川に戻ってきます。
モクズガニの食べ方 味噌汁を簡単に!
寒くなってくると、一段と
モクズガニに脂がのってきます。
また産卵前の秋は肥えて
いるのでこの旬の時期に食べる
のが一番です。
このモクズガニを味噌汁で
簡単に食べる方法から案内して
いきたいと思います。
1.
モクズガニを洗う
2.
モクズガニの甲羅をはがして
胴体を二つに切る
このやり方が出汁が出やすいの
で美味しく食べられます。
3.
鍋にカニ、水、出汁の素
好みでお酒などを入れて弱火で
じっくり煮込んでいきます。
途中、アクはとりのぞいてください
4.
沸騰したら最後にお味噌を
といたら出来上がりです。
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モクズガニの食べ方 すりつぶしす
では続いて一手間かけて
おいしく食べる方法について
案内していきたいと思います。
時間はかかりますが
モクズガニをすりつぶしす事で
より濃厚な味で味噌汁が食べれます!
1.
モクズガニを解体します。
ハサミ、足、甲羅、カニみそ、カニ身、
不要物、に分けておきます。
2.
容器に移しておいて
ハサミ、足、甲羅、カニみそ、カニ身
をハンマーなどで細かくつぶします。
3.
続いてその容器に水をいれて
よくかき混ぜておいて
4.
ザルなどで濾して出汁をとります。
お鍋に移して、好みでお味噌や
薄口醤油を入れて沸騰させたら
出来上がりです。
上の動画が参考になりますよ♬
岩手県川崎町の『かにばっとう』
画像ははっと汁
モクズガニの味噌汁は
非常にシンプルなので
今度はアレンジレシピとして
はっと汁のカニバージョン
『かにばっとう』と言われる
岩手県一関市川崎町の郷土料理
のレシピを紹介します。
モクズガニの出汁に、
以下の調味料や具を入れて
煮込む料理です。
作り方は先の手順を参考にしてください。
「はっと」は東北の郷土料理の
ひとつで日本で言う手打ちパスタの
一種で、小麦粉に水を入れて練って
熟成させたものです。
家庭で作る場合「はっと」の代わり
に餃子の皮を使うと良いです。
もっと詳しくはこちらから☟
www.premium-j.jp
四万十の郷土料理 いもたき
続いては高知で「いもたき」と
呼ばれるモクズガニを使ったアレンジ
レシピの紹介になります。
モクズガニがメインと言うよりも
野菜がメインの「いもたき」は
見るからにまさに郷土料理!
あなたなりのアレンジで
いもたきを楽しんでみましょう♬
作り方はこちらからどうぞ☟
waravino.com
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モクズガニを美味しく食べるポイントは
食べ物は新鮮さが命と言われ
ますが、このモクズガニは川で
生息しているので水質によっては
臭さがきになる場合があります。
なので調理前にしっかりと
きれいな水で洗っておきましょう。
たわしなどを使って全体を
洗い流しておきましょう。
山形県の舟形町にある
「手打ちそば 重作じゅうさく」
でも、モクズガニの料理を出されて
いますが
同店を営んでおられる
加藤貴さんによると臭みをとるために
このような方法をとられています。
モクズガニは暑さに弱く、水の流れの
ない水槽に入れたままにしておくと、
水温が上がり死んでしまいます。そのため加藤さんのお店では、モクズガニを
ひとまず沢さわにさらしておきます。
「川から獲ったばかりのものは少し泥臭さが
あるのですが、沢の澄んだ水に放しておくことで
臭みが消え、よりおいしくなるんです」
注意点
淡水に住む魚や、モクズガニは
寄生虫がいる可能性が高いので
しっかり加熱して食べましょう。